マーチがフェード
マーチがフェードアウトしはじめてからラリーBクラスは盛り上がり出したんです。
ちょうどあの頃はマーチとジェミニ以外に92のFXやC53Aミラージュなども少数派としていました。車体は少し大きめだけどハッチバックで取り回し良いデザインで車自体の信頼性も高くぺらぺら車体のマーチやワークスレベルでないと勝てないジェミニなどと違って地区戦レベル以下では重宝されてました。
そこでミラージュがC#系にモデルチェンジしたときに一気に勢力を拡大しました。四駆とFFが選べたので金持ちやセミワークス勢は冬と夏で使い分けていたようですが、プライベート勢は雪のある地域の人は四駆をえらんでましたが他はFFみたいでしたね。ただマイベックエンジンがFFに搭載されると、北海道でもFF率が上がりましたね。 このマイベックミラージュで奴田原さんが全日本で一気にブレイクすることになります。
ただミラージュにもクーペボディのアスティもあったんですが、ラリーではやっぱりハッチバックの取り回しの良さがあって極少数派でしたね。 なるほど、110psというのはラリー向けに特化したモデル「マーチR」に積まれていた930ccダブルチャージエンジンの性能だったのですね。
現在は私の乗っている軽自動車でさえ車重970kg、タイヤサイズ165/55R15が標準ですから随分小径だったものです。マーチの武器である軽い車重はヤレの早さとともに現在の安全基準も満たせませんし、なかなか難しいところです。