車と免許
自動車は有用性と危険性との比較考量において、有用性が上回るがゆえに外に出ています。前者は産業に資するものであるし、私用として用いる場合も時間的障害を克服できる。他方、後者については、大染による環境破壊、交通事故ということになります。特に交通事故については、人命に直結するものであり、それがゆえに、届け出制、許可制ではなく、強度の規制たる免許制が採用されています。そこで、我々は車を運転するために、仮免許、本免許の双方をとらなければならない。その後、更新もしなければならない。監視下に置かれるということですね。
さて、そのような免許の試験において、学科と技能の試験があります。学科については、本免の場合90%以上のラインを超えなければならず、落ちてしまう人もいると聞きます。ここでは、学科試験において間違えやすいポイントの一つについて述べます。
歩いていますと、信号機については子供のころから慣れ親しんでおり、その指示の内容は無意識に入ってきます。これに対し、警察官、交通巡視員による信号についてはそうではありません。そこで、この点を突かれると間違えるこ
とがあります。
手信号と灯火による信号があります。腕を横に水平にあげているとき、横の道路は青信号、正面は赤信号になります。灯火を横に振っているときも同じです。腕を垂直に上げたときは、正面が赤信号なのは同じですが、横は黄色信号になります。灯火を頭上に上げているときも同じです。
これをクロスさせたりして問題が作られたりします。横の道路が青か黄色かがポイントかもしれません。